大和町の春夏秋冬
春
桃狩り
■大和モモの誕生物語。
 昭和32年当時、中間山地での米づくりに危機感を抱いていた阿部さんたち7戸の農家は、 経営の安定化をはかるため、米作との複合作物を模索していた。 町からは町の振興作物である二十世紀梨の栽培をすすめられたが、 さまざまな角度から情報を収集し検討した結果、思い切ってモモ栽培の導入に踏み切ったという。
 時代の動きを先取りする優れた直感力と7戸の栽培農家の強い結束力がなくては、 この決断に至らなかったに違いない。
 現在、7戸の農家が属する大和町桃生産出荷組合の栽培面積は当初の1ヘクタールから15ヘクタールに拡大。 「白鳳」「浅間白桃」「清水白桃」「赤月」と多彩な品種を開発し、 中元のギフト用として安定した需要を確保している。
■臨空田園都市へ発進。
 空港は人々の交流点であるとともに物流の重要拠点でもあります。 広島空港の北の玄関となる大和町は、 空港と山陽自動車道およびアクセス網で構成されたネットワーク網をはじめとする抜群の利便性と豊かな自然を背景に、 農業や工業など臨空型産業を始めとする各種の産業集積が期待されています。
 とりわけ、整備が進められている広島空港への北からのアクセス道−主要地方道本郷大和線〔広島中央フライトロード〕 及び[フルーツロード]の開通は、大和町の一大エポックとなることでしょう。