旅情の広場
「せら高原花めぐりバス」同乗記     <006> 
草戸 野豚
プロローグ
今年のゴールデンウイークは日程に恵まれるので、一日ぐらいはどこかへ出かけようということになり家内に行く先の選択をまかせた。
彼女が探し出したのは「びんごe商店街」に案内されている「せら高原花めぐりバス」へ参加したらどうか、という答えであった。
話はすぐにまとまってその日を5月4日と決定した。丁度「びんごe商店街」の取材も兼ねて参加することになり、まさに一石二鳥、楽しみながら仕事ができるという理想の展開となった。
バス せら高原へ発車オーライ
当日の天気予報は雨の確率50%ということでちょっと気になったが、午前中はうす陽がさして行楽にはもってこいの天気だつた。二人は遠足に出かける小学生のような気持ちで出発点の福山駅裏に急いだ。そこにはホワイトミルキーに薄緑のストライブ、紺のアンダーライ
ンの中国バスのハイデッカー車が、私達を待ち受けていた。運転手さん、ガイドさんの明るい挨拶に応えながら車中に入ると、もう十人位の先客がいて「おはようございます」と元気に迎えてくれた。結局スタート時点では二十数人の参加で乗車率50%というところ。定刻8時発車オーライ。早速ガイドさんの笑顔での案内が始まる。それによるとこのバスは新市、府中を経由して甲山営業所で小休止、ここで広島から来る高速バスフラワーライナーから花めぐり参加希望者が合流するという。
「そこで本日はちょうど満席になります」という知らせに一同拍手を贈った。バスは春風に乗ってさわやかに疾走。国道486号線、184号線を経由して9時に甲山に到着。ここで予定通り広島からのお客様を迎えて満席になった。9時30分目的地へ向かって参加者の期待を満載して颯爽とスタート。
なだらかな起状の高原の道を走ってバスは10時丁度に最初の目的地「花夢の里ロクタン」へ到着した。
以下各見学地の風情を感想をまじえて紹介させていただきます。
「花夢の里ロクタン」芝桜まつり
45000平米の丘のキャンパスに、本州最大を誇る70万株の芝桜がピンク、レッド、ブルー、白の色彩をほどこして大きな大きな絵を描いていた。暖かな太陽の光りを受けて見渡す限りのロマンチックなジュウタンは、まるで夢の国にいるかのようだった。そして周囲をとりまく山並みとのコントラストは、まさにワイドパノラマというにふさわしい風景でした。
富士山を型どった花の丘からの眺めは特に素晴らしかった。
所在地  世羅町上津3−3   
電 話  0847−39−1737
花の丘
世羅ワイナリー 「せら夢公園」 せらワイナリー
次の訪問地「せら夢公園」は昨年4月にオープンしたせら高原の核ともいえる総合施設。27ヘクタールという広大な敷地に「県民公園」「交流広場」「のんびり草原」「多目的広場」「レクリエーション広場」など自然とふれあう5つのスペースが用意されている。それらのものを総括した形で「ワイナリー広場」がありワインのボトルを形どつたゲートが印象的だ。ゲートをくぐると目
玉の「ワイナリー」を始め「ワイナリーショップ」「レストラン」「夢高原市場」などが立ち並び、世羅高原で採れる特産品を中心に展示販売している。ワイナリーショップではワインが試飲できることもあり、長蛇の列が出来ていた。レストランも丁度お昼の時間ということで満員の盛況であった。
所在地  世羅町黒淵518−1   
電 話  0847−25−4307 
「せらふじ園」 ふじ・ぼたん桜
「せらふじ園」は フラワービレッジでは老舗という存在で早くから名声を馳せていた。丁度訪れた日が「ふじ」にとっては、まだ咲き始めの季節。3分咲きというところでいささか残念だった。
しかし、ふじ棚にたれさがる新芽は芳香を撒き散らし、満開になればさぞかし素晴らしいだろうなと想像することで気を取り直すことができた。今回はこれに代わってぼたん桜が満開で農園の面目を保つように精一杯の愛想をふりまいていた。
所在地  世羅町安田478−82  
電 話  0847−22−0020 
せらふじ園
世羅高原農場 「世羅高原農場」 チューリップ祭
「ワンダフル」と思わず声に出したくなる風景だった。
70万本のチューリップが織りなす花の虹、300種類に及ぶチューリップが色とりどり、しかも素敵な模様を描いて農場いっぱいに広がっていた。
淡い色から濃い色へと変化する「グランディションガーデン」。「みはらしの丘」は1.5ヘクタールの広大な畑で、上から見下ろす風景はまさに圧感!!
この農場のシンボルとも言うべき赤い屋根の風車が一面のチューリップと見事にフイットしてゆったりと廻っていた。この展望台に登るとまさに天国に昇った感じで暫くウットリ。
あと「ローズガーデン」「立体花壇」「アートガーデン」等おとぎの国にいるような錯覚を覚えさせてくれた。 (旧旭鷹農園)
所在地  世羅町別追1124−11  
電 話  0847−24−0014
「香山ラベンダーの丘」ポピーフェスタ
丘の上の花畑「香山ラベンダーの丘」は、丁度ポピーフェスタの最中。春の光を受けてきらきらゆれるポピーのさざ波が印象的だつた。
広い花の丘を歩くと気持ちがワクワクと高ぶって来るようで、妻も私もすっかり若者にかえった気分でした。
その時、どこからかとも無く妙なる音色が聞えて来た。音に誘われて近づいてみると「シンセサイザー」の演奏、広大な花畑を
シンセサイザーの演奏
背景に壮大にして神秘的な演奏は絶妙の演出であった。
所在地  世羅町別追805−6    
電 話  0847−24−1108
心を癒す花めぐり
日頃のセカセカした社会を離れて久しぶりにのんびり、しかも夢の中にいるような素晴らしい一日でした。自然の中で美しい花に囲まれ五月の新緑の山野を背景にした風景には、心を癒される思いでした。
帰りのバスのお客さん達の顔が輝いて見えました。そしてもう一つのラッキーなことは、雨が全然降らなかったこと。行く先々でやわらかい陽ざしが、私達を迎えてくれました。きっと皆さんの日頃の行いが良かったのでしょう。
バスは甲山、府中、新市と途中でお客様を送り出しながら、5時ちょうど無事福山駅に到着しました。ガイドさんのお別れの挨拶に対して参加者全員の大きな拍手が今日の楽しかった一日を物語っていました。
中国バスさん、乗務員の皆さん、今日は本当にありがとう。そして私達二人は仲良くツアーの思い出話などしながら家路につきました。・・・
メデタシ、メデタシ。
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