石鎚山古墳群…遥か悠久のロマンの匂いが立ち込める…
古墳からは背景に加茂平野が見渡せる…
石鎚山第一古墳 マウスオン
加茂が丘団地の入り口から見える「石鎚山一号古墳」 道なりに上がっていくと、古墳の真下辺りに神社がありました…
加茂が丘団地の入り口 マウスオン 神社 マウスオン
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加茂が丘団地
古墳の下には「加茂が丘団地」と「霊園」が見える…
<石鎚山古墳群と加茂が丘団地>
 「石鎚山古墳群」という呼び方について…2基しかないのに…と思っていたら、この「加茂が丘団地」が造成される前にはこの地域にはたくさんの古墳が点在していた…という説明を県立博物館の学芸員の方から伺いました。ところが開発するにあたり調査を済ませ、特に重要な古墳である現在の2基以外は造成地になり、この2基の場所も造成地として計画されていたのですが、事業者に計画変更を求め、理解が得られ…「団地内緑地公園」として残された…という経緯があることが解りました。だから、「古墳の周りが開発された」という考え方は違っているとのご指摘でした(^^;土木工事などを行おうとする地中に遺跡・遺構などが確認されると、事業者や土地の所有者の協力を得て発掘調査がされるそうです。「石鎚山古墳群」に関しては古墳の存在は確認されていたのだそうです。だから、開発のお陰で陽の目を見ることができた…という側面があり、史跡発掘調査・保存の難しさを改めて知りました。事業者の協力が得られなければ保存はできないということです…。ロマンだけでは研究もできないということでした……(- - ;

 霊園の横から登山口があります。加茂が丘団地を見ながら登っていくと、柵に囲まれた中…目の前に「第一号円墳」があります。そこから左に目をやると、「第二円墳」がこじんまりと草に囲まれていました。古墳からは加茂平野が一望できます。
古墳から見渡せる「加茂平野」…
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第一号古墳
上りきると目の前に第一号古墳が… 墓苑横にある石鎚山古墳群入り口案内… 「石鎚山古墳群」についての説明板…
石鎚山第一古墳 石鎚山第一古墳入り口 石鎚山第一古墳案内板
古墳からは背後に広がる加茂平野が見渡せる…石鎚山第一古墳第一竪穴式石室(主体部〜中央)・横溝(左)
石鎚山第一古墳竪穴式石室・第一主体部(中央)と第二主体部(右) マウスオン
 第一号古墳は直径20m・高さ3mの円墳です。
 第一号竪穴式石室(主体部)は古墳のほぼ中心にあり、長さ5m・幅3m・深さ2mの長方形の土壙(
どこう)内に棺を納める前に花崗岩の割石を積み上げてつくられているようです。(※主体部というのは「竪穴式石室」の専門用語)
第一号古墳・第1竪穴式石室と排水溝 第一号古墳第2竪穴式石室
第一号古墳排水溝(左)と第一主体部(竪穴式石室) 第一号古墳第ニ主体部(竪穴式石室)
排水溝 第1竪穴式石室 第2竪穴式石室
排水溝 第1竪穴式石室(左) 第2竪穴式石室
 石室の西(「左)側から伸びる「排水溝」は石室内に納められた遺体の保存のためにお水がたまらないようにするために造られています。全長7m、深さ2mのこの排水溝は1500年以上過ぎた現在でも機能を果たしていたそうです。当時の人々の知恵と技術には発掘に携わられた方々も驚かれたようです。
                         ( 『石鎚山古墳群』 昭和56年3月23日 福山市文化財協会発行より抜粋)
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第二号古墳
第二古墳 第二古墳の頂上…
第二古墳 第二古墳の頂上を覗いてみました  マウスオン
 石鎚山第二古墳は第一号古墳の南東20mに位置し、直径16m・高さ2m。4世紀末から5世紀初頭にかけての竪穴式円墳で、北西側主体部の土壙内に直接「木棺」が納められ、外側を粘土で囲ってあったようです。人骨の他※「内行花文鏡(ないこうかもんきょう)破片」・鉄鏃(てつぞく)・勾玉など古代の様相を提示しているそうです。(※広島県教育委員会「広島県の文化財・石鎚山古墳軍出土品」のページにリンク
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