福富町
 石斧、土器など出土によって弥生時代から人々の生活があったことがうかがわれます。 中世鎌倉時代に入って守護・地頭職制度の導入によって土肥氏が遣わされこの地を統治する。 後に小早川氏と改名、江戸時代になって福島正則の知行を経て浅野氏の所領となりました。 面積のほぼ79%を森林が占め、農林業への従事者が全世帯の70%を占めます。
 「自然を語りかける県央のまち」をテーマに、個性と創造性にあふれた住みよい町づくりを推進しています。
四季の彩りが見事 ブナの群生林と山アジサイ
 町の北側向原町との境に位置する鷹ノ巣山の頂上付近はブナの群生に包まれ、 新緑の季節には素晴らしい景観を見ることができます。 この近くには山アジサイの群生地も広がり一面に花をつけます。
 この自然を大切にする人々の陰の働きを体験しましょう。
ブナの群生林
 福富町の西部、上竹仁地区のクロボヤ大池から、沼田川に流れる火打坂川上流にかけての渓谷です。 大池周辺にはハイキングコースが整備され、ツクシシャクナゲの群生を見ることができます。 ツクシシャクナゲは昭和26年(1951)に県天然記念物に指定され、 5月下旬から6月にかけて淡いピンクの花をつけます。
クロボヤ峡 ツクシシャクナゲ
銅蟲
 江戸時代、浅野氏が安芸国藩主として赴任した際に伴った、銅細工師・清氏によってその技法が伝えられました。 銅蟲細工は何千回も銅の表面をたたき、独特のつち目をだすところに特徴があります。 銅細工に熱中する清氏の仕事振りを見て、 藩主が「銅の蟲のようだ」と言ったことから銅蟲という名が付けられたとか。 しかし、清氏は8代にして消滅、100有余年の歳月を経た 明治35年(1902)久芳出身の伊藤啄郎氏(故人)によって再興され、 現在では広島県を代表する美術工芸品となっています。
 この伝統工芸を伝えましょう。写真は「めぐってひろしま」p108
巻き貝の形が楽しい チョロギ
 「長老喜」とも書き、おめでたい食べ物として祝いの席に使われます。 コリコリした歯ざわりがおいしいシソ科の植物で、巻き貝の形をしています。 梅酢や酢漬けにした紅白のチョロギは福富の土産品として喜ばれています。 食生活の知恵を世界に発信しましょう。
 黒い宝石と言われるピオーネを更に品種改良してうまれた「みやじま」、 果汁たっぷりで糖度も高く、まさにブドウの王様。 昭和60年(1985)から生産に取り組み、現在では福富を代表する産物のひとつに育ちました。
 品種改良の努力を広めましょう。
ぶどうの王様 みやじま
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